職人だより134　「浄土真宗本願寺派様　下り藤の紋菓（らくがん・煎餅）」

2021/10/09

暦上は寒露になり秋が徐々に深まっています。彼岸を過ぎましたが日中はまだまだ暑く汗をかきながら菓子づくりに励んでいます。作業着の衣替えももう少し先になりそうです。

この時期は神社様では秋季祭、お寺様でも秋になりそれぞれの宗派さんで法要が行われる頃合いになっています。ご注文品の納期のご希望からもわかりますが地域によって法要の時期が変わっきていますね。浄土真宗本願寺派のお寺様の報御講は地元では今月から始まりますが、西日本のお客様などは11-12月にご注文が集中する傾向にあります。

お華束に貼り付ける落雁のご要望が特に多いですが中には、お茶菓子で下り藤のお煎餅を出される所や、門徒さんに箱入やのし袋入りの落雁を渡される所もあります。当店としてはいろいろなお好みに応えられるようバリエーションを増やしたり、小ロットからご対応できるようにしたり幅を広げている所です。

最近は紋菓の品揃えが落雁だけでも数種類あったり、たまご煎餅や白蜜せんべいをお好みでご利用いただくことも増えていますので宗派ごとに紋菓子の種類をご案内させていただきたいと思います。今回は浄土真宗本願寺派様の西六条下り藤紋です。