職人だより10　「お福分けとお客様からのお手紙に思うこと」

2019/05/25

早いもので5月も残り1週ほど、昨日は今年一番の暑さでした。さすがに長袖の作業着を着て、帽子を2重にかぶりマスクをしての菓子づくりが大変になってきました。そろそろ工場の中でも夏服ですかね。熱中症にかかる方もでてきているようです。お気をつけください。

遷座の際に落雁をお買い求めいただきましたお客様から、詰合せ品とお手紙をいただきました。詰合せの中には抹茶オレ、一口サイズで食べやすいするめと結び昆布。そして当店のまが玉らくがんが入っていて、そこのお宮様でしかいただけないオリジナル。熨斗には「お福分け」とあり、この品をいただいたらお参りした人は縁起良いし、嬉しいだろ～なと思います。抹茶オレと干菓子の相性も良く、ご機嫌になります。

ありがたいお手紙を少しご紹介です。

『先日はお世話になりました。お陰さまで無事に遷座を終える事ができました。まが玉は当日するめと昆布と一緒にお渡しし、デザイナーズは現在参拝者にお配り中です。皆「落雁って、こんなに美味しかったけ？まが玉もう一つ・・・」のおねだりの声が・・・（笑）「でしょっ」と、まるで自分が作ったのごとく自慢でした。小さなお宮ですので今後はどうして行くかは決めておりませんが、またご縁がございました時にはよろしくお願い申し上げます。ささやかですが、お福分けです。（一部省略）取り急ぎ御礼まで。』

ありがとうございます。食べた方からの美味しいというお声はとても励みになります。落雁ってお供えものというイメージがどうしてもついてまわってしまいます。よく目にするのは盆の時期に量販店などに置いてある大きい蓮などの落雁ですね。「普通のおいしさ」で、手にとりやすく、買いやすく、また食べたくなる、こういうことを意識してお菓子の品揃えを考え充実させながら、菓子作りに励みたいと思います。

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