御供物調進所 かめや利平 | オリジナル落雁(らくがん) たまご煎餅の製造販売

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職人だより36 「つながる菓子づくりを大切に」

2019/11/23

職人だより36 「つながる菓子づくりを大切に」

 

季節が進み暦上は「小雪」で冬といっても寒さも雪もそれほどでない時期とのことですが、昨日は作業場で今シーズン初の暖房をつけました。そろそろ防寒しながらの菓子づくりが始まりそうです。ご注文が増える時期は当然に作る時間が増え、今週は肩と首のこりから頭痛がひどくマッサージと鍼治療に通いました・・・おかげさまで徐々に良くなってきています。

 

11月のこの時期になると七五三の千歳飴が終わり、お寺様の法要菓子を準備したり、早いところでは12月初旬に正月菓子の納品がはじまります。今年意識したことの一つがお客さんに合うだろう品揃えを豊富にしていくこと、特定の常連さんの好みや寺社の行事などから考えたり、一番は直接聞いたり話したことがきっかけになっています。

 

季節をイメージした春秋の金平糖と落雁、6月の神社様の水無月、配合を練り直した秋の麦こがしという流れで来て、まだ十分にお知らせしていませんがオリジナル最中もスタートすることができました。たまご煎餅はプリント絵柄を季節や行事で工夫しながら今後も力を入れたいと思っています。

 

今年の7月に新潟の常連さんから大嘗祭のオリジナル菓子の依頼を受けましたが、宮司さんからの強いご希望は参拝者とつながることが出来る菓子でした。祈祷でいただく紅白のらくがんセット、七五三の千歳飴、落慶・晋山や施餓鬼法要の紋入りたまご煎餅、社寺のお茶会の餡入り落雁など、うちお菓子は全て参拝者や信徒さんとつながるためのものだと気付きをもらいました。最近寺名入りもなかをお買い求めいただいたお客様は、報恩講の法要の後のお茶菓子でご使用されとても喜んでくれました。これも門徒さんとのつながりを大切にしているから、お茶菓子だったり持ち帰り用にもなかを準備されたわけです。

 

単にお菓子を作って届けるだけでなく、常連さんが参拝者や信徒の方と良い関係を作れるようなお菓子、寺社からもらって喜んで楽しんでもらえるようなお菓子、「つながり」を届けていることを意識し大切にしていきたいです。勤労感謝の日にお客様の台帳を見ながら思ったことを綴ってみました。いつもありがとうございます。

 

 

■ かめや利平㈱ 代表取締役 川村陽介

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