職人だより2 「和三盆糖お干菓子の研究」
2019/03/30
カテゴリー菓子づくり
職人だより2 「和三盆糖お干菓子の研究」
来週はついに新元号の発表がありますね・・・平成から新しい時代へと進んでいくちょうど節目の時期。昭和~平成になったときは小学生で、テレビ画面で新元号発表を見届けていた記憶が蘇りました。
先週はイチロー選手の引退がありましたが、20歳でアメリカの大学に行った時住んでいた寮のアメリカ人達と「野茂とイチローはすごいね!」と話題になったことを思い出しました。いろいろありますが、凄いと思うのは「小さなことを積み重ねる、ルーティンの継続」これを修正しながら行い続けていること・・・今の自分が最も大切にしていることの一つ、頭が下がります。
前から和三盆の打菓子は作っていましたが、メインの寒梅粉や味甚粉らくがん、赤えんどう落雁と違い、なんかしっくりこないな~と感じることがありました。和三盆糖をひとつまみして口の中に入れた時のしゅっと溶ろけて無くなる、この感じが本当にベストだと思っています。大変なのは型で成型して包装梱包、お客様の手元に届いた時に壊れてしまっていることです。
和三盆の魅力が十分に伝わり(風味、口どけなど)、形がくずれないきれいな菓子、お客さんの使いやすい価格、あと自分も作りやすいこと(これも大切です)など、これらのギャップを埋める作業を続けてきましたが、やっと一致点が見つかりました。配合データ収集、機械設定も順調。ただ、配合での砂糖の割合が高いので、気温と湿度が高い時期にどうなるか?これはおいおい分かってくるでしょう・・・。和三盆の干菓子に合う小さめの菓子型が少ないので、これについても対応を考えて行こうと思っています。
打菓子干菓子の魅力や価値を届けられるよう日々修行中です。
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