御供物専門店として260年の信頼と実績
御神仏のお菓子を清浄心で調製し参拝者に喜ばれるお供物を
当店は1751年に創業で、私の父で16代目、私で17代目になります。初代「かめや利平」が「かめや」を創業し、成田山門前にて茶店を開業したのが始まりです。明治25年には、当時の店主の川村利三郎の信仰が厚かったことから成田山御供物所の看板を正式に頂きました。
かめや利三郎さんをはじめご先祖は、毎日のように新勝寺様の朝護摩に上がったり、御供物は奉納として作っていた期間も長かったようです。2016年で創業265周年を迎えますが、かめやが続いているのもお客様を大切におもてなししてきたご先祖のお陰ですので、かめやの商い精神は引き継いで息子たちに伝えていきたいと思います。
うちの商売は和菓子づくりですが単なる菓子でなく、神仏に献進される特別なものだということです。そして、日々を健やかに過ごしたいと願うご参拝者やご信徒の方々に渡されるわけです。心を鎮めて、落ち着いた気持ち「清浄心」で打ち込む事が大切だと思っています。
私にとってお供物づくりは大切なお務めだと思っています。これからもお役に立ち続けるよう精進したいと思います。